Vol.12
10/17から10/26までスイスのチューリッヒで開催された展覧会 「ILLUSTRATIVE (イラストラティーブ)ZURICH 2008」にTaiko&Associatesがセレクトした20人のアーティスト作品を展示してきました。その感想をスタッフ兼参加アーティス トとして現地入りした”一ツ山チエ”さんにインタビューいたしました。

公式サイト:http://www.illustrative.de/
T&A参加アーティストサイト:http://ua-net.com/illustrative/
1) 現地でのILLUSTRATIVE ZURICH 2008の評判はどういったものでしたか?
「芸術的イラストレーションとグラフィクアートを結合する、唯一のアート フォーラム」としてイラストレーションがひとつのアートスタイルとして地位を獲得しているという評論記事をチューリッヒの有名な美術評論家”フィリップ・ マイアー”が現地の新聞”Neue Zurcher Zeitung紙”に寄稿していました。その記事では、初期のころにアンディ・ウォホールが広告のグラフィックデザイナーで日々の糧を得ていたし、リヨネル・ファイニンガーは風刺画家で あったことを例に挙げ、「ILLUSTRATIVE」が支持するグラフィックデザイナーやイラストレーター、コミック、アニメーション、ゲームデザイナー 達がいずれ現代の美学に影響をあたえる新しいアートスタイルを確立していくのだろうと今後の美術界への一つの道を示していました。
2) 設営はどうでしたか?
インスタレーションをスイス人の彫刻家Pascal Hasermann(パスカル・ハーサマン)氏にお願いしていました。現地スタッフ&サポートチームと日本スタッフが一同に会し、20人のアーティスト作 品がより良い展示ができるように、早朝より入念な打ち合せをしました。
その後みなさんでメッセ会場入りすると、その広々としたスペースに圧倒されましたね。私たちの与えられた展示するスペースはシンプルなものでしたので、一面の壁をオレンジ色に塗ることになりました。
ペンキ塗りには自信がある私は、『よ〜しっ〜早くも私の出番が来たァ〜・・・』と思って準備していたのですが、イラストラティーブスタッフのアンドレアがきて『OK!私に任しなさい!!』と慣れた手つきでテキパキとペンキで壁を塗って、私の出番無く終了してしまいました。

作品設置のときは、参加アーティストのわたなべろみさんとシンボロンさんが展示作業に飛び入り参加!本当に助かりました。
3) インスタレーションをしたパスカル氏はどんな方ですか?
ちょうどチューリッヒで彼の作品が展示されていました。商業広告からインス ピレーションを受けたメッセージコンセプトをモチーフにしていて、商業とアートを融合した作品を制作しています。今回のこの写真の作品はアルマーニの広告 が題材にしていました。パスカルはチューリッヒで助成金をもらって、彫刻作家活動をしています。
4) イラストラティーブの様子はどうでしたか?
メッセ会場は来客で大にぎわいでした。会場の雰囲気はイラストレーションの枠にとらわれず、プロダクト、ファッション、アニメーション、ペインティングと様々なインスタレーションが展示されていましたね。
会場の真ん中にはロシアのアーティストHans Van bemtem(ハンス・ヴァン・ベンテム)のクリスタル製の大きなライオンのシャンデリアに私は圧倒されました。
アー ティストが個別で参加しているスペースとテーマアーティストのスペースがあります。Taiko&Associatesがセレクトした20人のアー ティストの展示は、テーマのブースです。いろいろな国のエージェントや今回の展覧会のスポンサーでもあるSWACTH(スウォッチ)などがあるエリアでし た。
前日試行錯誤して設置した私たちのブースの日本人の作品は、反応が良くとても興味深かったようです。作品が、緻密であったり、写実的であったり、空間の使い方など、外国にはない感性が面白いみたいで注意深く顔を近づけてじっくりと観てくれていて嬉しかったですね。
そんな中、素敵な再会がありました。以前Taiko&Associatesと仕事をしたスイス人アーティストのFRANCOIS BERTHOUD(フランソワ・ベルト)が挨拶に来てくれました。彼はitarianVOUGEではおなじみのイラストレーターです。大御所の雰囲気を出してました〜。
5) 気になったアーティストや作品はどのようでしたか?

私たちのブースの前にフィンランドのエージェンシーNAPA ILLUSTRATIONのブースがありました。そこに参加しているアーティストのJenni Tuominen(ジェンニ・ツオミネン)が自分で描いたイラストのtatooを見せてくれました。彼女は北欧のファブリックメーカーMarimekko(マリメッコ)のイラストレーションも手がけています。

日本人のアーティスト長尾洋さんも参加していました。写真は、主催者のパスカル・ヨハンセンと長尾洋さんです。色彩感覚や構図がモチーフとなる要素が面白かったです。作品も人柄も素敵でした。
そしてスウォッチの時計とコラボレーションしていた3人のアーティストの一人は日本人の彫り師の初代彫蓮さん。彫り師の初代彫蓮さんの腕に入れ墨と腕時計が!
ほかにも沢山の面白い作品がありました。
6) イラストラティーブがあなたに与えた影響はどのようなものですか?
illustrativeに参加したことでとても自由な気持ちになり、アートとは?イラストとは?とかそんなこと区別なくてもいいんじゃない・・ってことです。こだわってるのは自分の心だったことに気付かされました。もっと自由で生活に密接していて作りたい物をつくる。そこには作家自身のメッセージがあったり、表現したいことがあったり、素直に作品に向き合うこと・・・。ってね!
一ツ山チエさん。レポートありがとうございました。盛況のうちにイラストラティーブが開催、終了できてうれしくおもいます。皆様の作品展示、「ILLUSTRATIVE ZURICH 2008」参 加作品、会場の様子のビデオ上映、チューリッヒの写真スライドショー、レセプション参加者のトーク、「ILLUSTRATIVE ZURICH」アワード作品上映など、多角的に「ILLUSTRATIVE ZURICH」の魅力をお伝えする「ILLUSTRATIVE 打ち上げ会」を開催いたすことになりました。是非お立ち寄りいただけると幸いです。
「ILLUSTRATIVE 打ち上げ会」
一部(イラストラティーブ参加アーティスト作品展示)
アーティストはこちらでご覧いただけます
日 時 : 2008年12月17日(水)16:00 〜 18:30
会 場 : 西麻布「GALLERY Mai」
参加費 : 無料
二部(打ち上げパーティ)
日 時 : 2008年12月17日(水)18:30 〜 21:30
会 場 : 西麻布「GALLERY Mai」
参加費 : 1,000円(軽食をご用意しています)













